OUR POLICY

研究室の運営方針について

研究テーマについて

私たちの研究グループは、同じ研究室の大矢教授のグループと研究スペースを共有していますが、研究内容は独立しています。新入生は研究室への配属後、私と話し合って研究テーマを絞り込みます。私から提示するテーマは基本的には出芽酵母のオートファジーに関わるものですが、話し合いの内容によっては、関連分野の研究テーマになることもあります。また、哺乳動物細胞等出芽酵母以外の生物のオートファジー研究にも着手しています。学生のみなさんの意思と意欲を尊重したテーマ設定を行うことを心がけています。

研究室ミーティングについて

私たちの研究グループは、大矢教授のグループと合同で研究進捗報告会(コロキウム)および論文抄読会(セミナー)を行っています。これらのミーティングは必修科目である先端生命科学演習(修士)および先端生命科学特別演習(博士)の一環ですので参加は必須です。通常、月曜日の午後にコロキウムを、金曜日の午前にセミナーを行います。コロナ禍のため、2021年度の研究室ミーティングはオンラインで行っています。研究室ミーティングとは別に、鈴木グループのミーティングを金曜日の午後に原則対面で行っています。このミーティングは、私とグループメンバーが1対1で行います。一週間の研究結果を振り返り、進捗状況と問題点を確認して次の一週間の研究計画を修正するために行っています。

研究活動について

生活のリズムを乱さないために、午前10時くらいには研究室に来ることを推奨しています。研究を進めるためにはまとまった実験時間が必要です。興味をもち、集中して研究を行うことは、みなさんの将来にとっての大きな糧となると考えています。私たちのグループでは、蛍光顕微鏡を用いたライブイメージング実験を主たる解析手法としています。また、酵母からゲノムDNAを抽出してPCRによるジェノタイピングを行ったり、遺伝子をクローニングしたり、酵母からタンパク質を抽出してウェスタンブロッティングを行ったりします。修士課程の間に学会発表を行えることを目標にしています。また、博士課程に進む学生に関しては、日本学術振興会特別研究員を含む各種奨学金応募へのサポートおよび論文執筆の指導を行っていきます。

就職活動について

就職活動を行う時期には、就職活動を優先してもらっています。集中して就職活動を行い、是非希望する就職をしていただきたいと思います。研究活動と就職活動を上手に切り替えることのできる学生が、結果としてどちらもうまく行くような印象をもっています。